• 創業明治39年。日本一綺麗な仲卸。
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きっかけ

毎度湯川です。

 

弊社では最近「ビジネスマナー講習」なるものが開講され、第一回目の講習が終わり、今後も継続していく予定です。

 

私個人としては、これをきっかけに以下の三点について新たに読書など進めようと考えました。

1,文化的側面

2,言語的側面

3,身体的側面

 

まず、1の文化的側面について、最近書店で購入し、「積読」状態だった書籍がぴったりでした。

『内在的多様性批判』久保明教2025年

 

ビジネスマナーにおける「規範」とは、普段の我々の社会活動における常識やマナー、あるいは「道徳」といった、かなり抽象的な概念の延長線上にあり、法律や契約、スポーツにおけるルール等とは違って、守らなければペナルティを課される決まりがあるわけではありません。

ある地域(ここでは現代日本)の文化における価値観が反映されるのは確かですが、ではその文化の「価値観」そのものを我々はどのように理解・評価すればいいのか、という疑問が立ち上がります。

 

そのような問いに答えてくれそうだったのが、20世紀の「構造主義」やそれに引き続く「ポストモダン思想」、いわゆる「現代思想」だったのですが、その背骨であった「文化相対主義」が、いまでは人々から共通の倫理的価値の基準を見失わせ、「オレ様のフィーリング」を主張する個人に根拠を与えるだけのものに成り下がってしまったともいわれています。

 

本書によれば、人類学の分野において、現代はポストモダン思想の克服を目指した、「存在論的転回」という学問的潮流の時代に入っているようです。ナンノコッチャ?ですが、読書はこれからです。

 

学生時代、「現代思想」とは憧れつつ手の届かない分野でした。ソシュールとかデリダとかラカンだとか、名前は聞き知ってもその思想の意義を理解できた人物は一人もありません。しかし、最近では私より若い世代の学者さんがあらためてこれらの思想家について解説してくれる一般書などが散見されるようになりました。

今回のビジネスマナー受講をきっかけに、忘れかけていた分野の理解に再挑戦です。

 

私が言いたいことは、要は、オジサンが若い世代に「今のうちに勉強しとけよ」と言いがちなのは、金はなくとも自由と時間があったあの時代にもっと勉強しとけばよかったという深い後悔があるからですので、どうか許してあげてください。

 

引き続き2,の言語的側面についてですが、残念ながら次回以降といたします。

 

以上。