毎度湯川です。

　ある日カミさんが休日に出先から帰宅したところ、いつも通りウチの犬が大喜びで出迎えてくれたのですが、その姿に驚きました。なんか綿まみれになっています。

「！？」

　急いで家の中を確認すると、惨状が広がっていました。
　シーツを洗うために裸で出しておいたマットレスの中身の低反発素材が、真ん中から横側まで、掘り進むように引き裂かれており、スポンジの屑が部屋に散乱しています。

犯人は、あなたですね。

「？」

　ここからは私の想像。

　ウチの犬には、布団やクッションを、前脚を使って、穴を掘るような動作で自分好みに整えてからその上に寝る習性があります。
　この日も、たまたまおいてあった裸のマットレスに同じことをしようとしたところ、前脚を引っ掛けると実際に穴が掘れることにびっくりしたに違いありません。今まで家の中でそのような素材に出会ったことはありませんでした。

　「お？」
　「なんやこれ」
　「オモロイやないか」
       ・・・

　犬の本来の性分が刺激され、しばし初めての穴掘りに夢中になったに違いありません。スポンジの裂け目に体を埋めてご満悦になっていたのでしょう。

きっと楽しんだはずなので、カミさんに、今後彼が留守番する時は、この素材をオモチャとして置いといてあげようかと提案しましたが、もちろん却下されました。

「片付け大変やったんやで」