• 創業明治39年。日本一綺麗な仲卸。
  • 創業明治39年。日本一綺麗な仲卸。
  • 創業明治39年。日本一綺麗な仲卸。
  • 創業明治39年。日本一綺麗な仲卸。
  • 創業明治39年。日本一綺麗な仲卸。
  • 創業明治39年。日本一綺麗な仲卸。

六地蔵

大山です。

 

帰宅時の電車内で、関東から旅行に来たと思われる若い男性グループが会話をしていました。路線図を見ながら晩ご飯をどこで食べるかという話になって、

「六地蔵って駅があるぞ」

「地蔵が六体あるのかな」

「『六地蔵で地蔵六体見つけるまで帰れマンデー』とかやる?」

なんていう会話が聞こえてきました。

 

ネットサーフィンでかき集めた情報によりますと、六地蔵とは仏教の六道において衆生の苦しみを救う六種の地蔵菩薩で、それぞれ天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道を担当しています。そんなわけでお墓で見かけることが多い六地蔵ですが、道祖神信仰の観点から地域を守る存在として街道に設置されることもあります。

京都の六地蔵は、平安時代に旅人の道中無事を願って京の都の出入口6カ所に祀られたそうです。駅名にもなっている伏見六地蔵の大善寺を始め、鳥羽・桂・常磐・鞍馬口・山科に一体ずつ置かれ、この6カ所の寺を巡る行事が800年続いているのだとか。

 

ということで、今更ではありますがあの日の青年達には「『六地蔵で地蔵六体見つけるまで帰れマンデー』とか、マジで帰れないからやめておけ」と心の中で言っておきます。