毎度湯川です。しばらく前ですが、眠っている時の夢に連日同じテーマがあらわれ、これは「中年クライシス」の兆候に違いないと考えました。中年期の危機という言葉は河合隼雄さん(1928〜2007)の著書で知った言葉です。
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この本の帯の写真の方。ユングというスイスの学者のカウンセリング治療を日本に初めて持ち帰って広めた方です。私は20歳台後半からよく読み、今でも自宅の本棚にコーナーを置いていますが、ここ数年全く再読する事はありませんでした。しかし平均寿命の折り返しをだいぶ過ぎて、私にも河合先生の述べていた中年の危機が到来したに違いないと、例えばこの本から再読をはじめました。
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アイデンティティとかコンプレックス、自己実現といった言葉は日本では河合先生から広まったものです、たぶん。で、臨床経験からも幼少・青年期の不安定さとともに中年期を重視されたわけです。
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読書は現在進行中ですが、先日書店で、今は紛失して自宅の本棚にはないと思っていた著書を2冊購入しました。帰宅して確認すると2冊とも自宅にあるものでした。記憶力という点でも、まさに中年の危機到来です。
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右が新しい方です。内容は全く一緒のはずです。今後こんなことが増えていくんだろうなと思います。でも新しい版の方が字が大きく読みやすいのです。
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最近老眼の兆候も出てきました。危機です。
以上。