毎度湯川です。本や音楽など、今ではインターネット上で簡単に手に入るようになりましたが、私は昔からの癖で、何かの縁で偶然出会ったものをその場で手にするのが好きです。
先ごろわれわれが社員旅行に行ったことは過去のスタッフのブログで紹介されましたが、列車の旅だったので、出発前に車中で読む本を探しました。宿がどうも古流の剣術にゆかりがあるらしいと聞きかじったので(実際敷地に道場がありました)、その筋で探してみて見つけたもの(の内の1冊)です。
柳生新陰流で徳川家兵法指南役となった柳生宗矩の『兵法家伝書』がコンパクトな岩波文庫で出版されていました。初版は1985年。バブル期直前頃でしょうか。武蔵の『五輪書』が岩波文庫になっているのは知っていましたが、こちらは知りませんでした。先の社員旅行がなければ一生手に取ることもなかったかも知れません。内容はこのブログを覗いてしまった縁ですから、ぜひご自身でお手にとってご確認ください。私は結構いろいろ教えてもらっています。
さてこの本と同時に買ったものが他に2冊あります。1冊は大学教授で新陰流の修行者という人の著作。もう一冊はもともとさる藩の兵法指南役だった家に生まれ、今でも先祖代々の剣術他武術を受け継ぐ人の本。世の中いろいろな人がいるものです。時事ネタに困ったときにまた紹介しますので、あしからずご了承ください。以上。